テキサス州ダラスで2006年に結成された5人組MEMPHIS MAY FIREは、97年にxセルフタイトル5曲入りEP「MEMPHIS MAY FIRE」を自主制作でリリース。その作品が、アメリカの名門レーベルTRUSTKILLの目に留まり、契約を交わすに至る。同年12月EPを同レーベルより再リリースすると、瞬く間に世界中の耳の肥えたファンの間で評判となり、驚くほどのセールスを記録した。2008年の夏にファーストアルバムの発表を予定したが、レコーディング゙中のトラブルでリードシンガーが辞めてしまう。さらにベーシストも子供が生まれたのをきっかけにバンドを去ることになってしまう。オーディションの末に現ベーシストCory Elderが加入、ボーカリストにはMatt Mullinsが加わり現ラインナップになる。すでにボーカル以外のレコーディングを終了していたので、Mattのレコーディングを経たのち、全ての作業を無事終了させることが出来た。 ニューブリード・ロックンロールと名付けられた彼らのサウンドは、ロックンロールのドライブ感とメタルコアにも通ずる整合性を合わせ持ちつつ、メロディックかつ泣きのフレージングを絶妙にブレンド。ドラマティックな曲展開と、これまでかというエッジのたったカッティングに時としてブルージーなフレーズまで披露し、絶叫ボーカルにキャッチーなクリーンパートを巧みに使い分けたボーカリゼーションが彼らの強力な武器だ!