Cannibal Corpse 13枚目アルバム『A Skeletal Domain』日本盤は9月10日発売!

2014-07-21 (月)

アメリカのデスメタルの象徴、CANNIBAL CORPSEが13枚目のフルアルバム『A Skeletal Domain』をリリースすることになった。アメリカの発売日は9月16日だが、日本盤は先行で9月10日の発売となる。
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こちら↓のページで『A Skeletal Domain』から”Sadistic Embodiment”を試聴することができる。
http://www.metalblade.com/cannibalcorpse/
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《A Skeletal Domain トラックリスト》
01. High Velocity Impact Spatter
02. Sadistic Embodiment
03. Kill or Become
04. A Skeletal Domain
05. Headlong into Carnage
06. The Murderer’s Pact
07. Funeral Cremation
08. Icepick Lobotomy
09. Vector of Cruelty
10. Bloodstained Cement
11. Asphyxiate to Resuscitate
12. Hollowed Bodies
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2009年にイギリスのMetal Hammer誌が「世界中で一番ビッグなデスメタル・バンド」と評されてから、Cannibal Corpseは”Evisceration Plague”や”Torture”をリリースして以来、力を増して行き、世界中のメディアに絶賛され、ファンを増やした。2作ともデスメタル作品としては驚異的なセールスを記録した。音楽市場の衰退とは裏腹に、彼らの勢いは加速しているのだ。2006年の『Kill』はビルボード総合チャートで170位デビュー、2009年『Evisceration Plague』は66位、2012年『Torture』は38位でデビューした。そして、2014年以降も彼らはその超ブルータルなデスメタル・ブランドをメタルファンたちに示し続けることとなる。Cannibal Corpseの新たなるキャンペーンは今年の夏のRockstar Energy Drink Mayhem Festivalのヘッドライナーに始まり、その直後に彼らの13枚目のアルバム『A Skeletal Domain』の発売へと続く。
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前回までの3作品(『Kill』、『Evisceration Plague』、『Torture』)のプロデューサーはErik Rutanだったが、今回の作品ではプロデューサーにMark Lewisを迎え、Audio Hammer Studiosでレコーディングを行った。メタル・ファンなら誰しもMark Lewisの名前は聞いたことがあるに違いない。最近ではThe Black Dahlia MurderやDevilDriverらの作品を手掛けている。サウンドは今までの作品よりも更に重く、攻撃的に仕上がった。
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『A Skeletal Domain』の製作過程は、前回までのやり方とは大きく変わっていない。ベースのAlexは「どこでレコーディングしようと俺たちは結局デスメタル・レコードを作るだけなんだ」と語っている。Mark Lewisによって、今までとは少し違ったモダンなレコーディング手法が取り入れられたものの、それが必ずしも前作と大きく変わったということはないそうだ。彼らはRutanとの仕事もまた今後したいと話している。今回のプロデューサー変更は、快適過ぎない環境を作るために行われたものらしい。レコーディングだけでなく、作曲やパフォーマンスをする際の環境もマンネリを避ける努力をしているのだ。
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「このアルバムをちゃんと聴いてもらえれば、必ずこのアルバムが、ただのお決まりで相変わらずの作品でないことが分かってもらえると思う」とアレックスは言っている。また、Mark Lewisは「この作品には今までの音楽の歴史にはないいくつかの瞬間が確実に込められている」と話している。
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Alex WebsterはO’Brien、Barrett、Mazurkiewiczと共に素晴らしいソング・ライターであることで知られている。 『A Skeletal Domain』では全てのメンバーが作曲に大きく貢献した。O’Brienが5曲、Websterが4曲、Barrettが2曲半”Asphyxiate to Resuscitate”はMazurkiewiczと共に作曲)担当している。特に今回はギタリストO’Brienの活躍に注目だ。Mark Lewisは「O’Brienは今回のアルバムで今まで最高にクレイジーな曲を書いた」と大絶賛している。「彼は”The Murderer’s Pact”のソロみたいなのは今まで書いたことはなかった」とAlexも言っている。また、ドラムのPaul Mazurkiewiczも今までにないくらいに準備ができた状態でスタジオ入りしたそうだ。全曲をキッチリ素晴らしい状態でレコーディングすることができたという。また、ドラム以外にも彼は歌詞の作成にも参加している。アルバム曲の半分の詞を彼が書いているのだ。Websterは4曲、Barrettが2曲、詞を書いている。
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この音楽的、そして詞的努力が象徴的なフロントマン、George “Corpsegrinder” Fisherのパフォーマンスの基礎を作っている。ボーカル的には今回改めて”Bloodthirst”の頃の攻撃性を
再現することを意識したという。
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Cannibal Corpse
A Skeletal Domain
2014.09.10