[CHTHONIC] ナチスと国民党(KMT)の共同作戦を阻止せよ!!

2013-06-20 (木)

「Defenders of Bu-Tik Palace」と「Sail into the Sunset’s Fire」のPVに続き、ソニックがニューアルバム「Bu-Tik/武德」から早くもの3本目のMusic Video「Supreme Pain for the Tyrant」のメイキングをリリース。
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1930年代の上海に、ソニックのメンバーがタイムスリップ。ドイツのナチスと国民党の共同軍事作戦の打ち上げパーティーに潜入して、要人の暗殺行動を行うというもの。このロケ地は高雄にある歴史博物館。その制作規模は映画撮影と同様の規模でおこなわれ、華やかなパーティーシーンや、大掛かりなアクションシーン、集団のダンスシーンなどすべてが大がかりで、エキストラやスタッフの数も多数。撮影当日は二台の大型バスを手配して、全員がロケ地入りした。
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このミュージックビデオは「深海Blue Cha-Cha」などで有名な映画監督、鄭文堂(チェン・ウェンダン)氏と短編映画監督の張軼峰(チャン・イーフォン)氏による共同制作。また国際的にも有名な台湾のコンテポラリー・ダンス・カンパニー雲門舞集(クラウド・ゲイト舞踊団)の振付師、布拉瑞揚(ブラ・レイヤン)が教え子である台湾芸術大学舞踊学専攻の学生達と振り付けを担当することになった。初めてヘヴィメタルロックに振り付けを手掛けた布拉瑞揚氏は「今回、舞踊がいろんな音楽とコラボレーションができるという、貴重な経験をした。歌詞の『Let me stand up like a Taiwanese』というサビを聴いたいたとたんに今回の撮影に参加しなきゃと思った」と語った。監督の鄭文堂氏も「布拉瑞陽と合作がてき、夢のようだった。撮影現場でダンスが終ったとたんに、すでに頭の中に映像を思い描いた!」と喜んで話した。
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武術指導は「Defenders of Bu-Tik Palace」同様、楊志龍(ヤン・シーロン)氏が担当。前回の武術映画風のアクションではなく、今回は「アクションドラマ」風の、肉体による格闘を強調した。前回のワイヤーワークのような吊り上げのような大変さは無いと思いきや、今回もまた大変だった「監督がリアリティを追求するので、結局最後には本気で殴り合っていた。腕や足がアザだらけになった。」とフレディー(Vo)は語る。一説によると、フレディとジェシー(G)が撮影中に相手を怪我させたというアクシデントもあったとか。「相手の血が流れたのを見て、まだ撮影中にも関わらず、おもわず謝ってしまった。」とジェシー。強いナチスの武術家を演じるのは、十年前に武術を習うためにアジアに来イギリス人で、ドリス(B)の英語教師だった人。「これから先生に会わす顔がなくなるわ」とドリス。
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「曲を作るのは大変だが、ビデオの撮影はもっと大変だった。でもソニックの歴史観をテーマにした曲は、映像の表現力によるストーリー描写にはピッタリ。今回3曲分のビデオを制作して、学んだ事は非常に多かった。今後チャンスあれば、もっと色々な監督と、もっとたくさんの作品を作りたい。」そして「このミュージック・ビデオの成功の鍵となった、今回の舞台である歴史的な建物での撮影許可や、全面的に撮影協力をしてくれた高雄市政府と文化局に感謝します。」とドリス。